会談する鄭氏(右)とボルトン氏=24日、ソウル(聯合ニュース)
会談する鄭氏(右)とボルトン氏=24日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】来韓中のボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は24日、青瓦台(大統領府)の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長(閣僚級)との会談で、前日の中国とロシアの軍用機による韓国防空識別圏(KADIZ)進入に関連し「今後、類似した状況について韓米間で緊密に協議していきたい」と述べた。 鄭氏は中ロのKADIZ進入に対し韓国側が断固たる対応を取ったと説明した。 両氏は、民間船舶の安全な航行のための国際的努力の必要性について認識を共有した。特に中東・ホルムズ海峡での海上安全保障と航行の自由のための協力策について引き続き協議することで一致した。 2020年以降の在韓米軍の駐留経費負担(思いやり予算)については、同盟精神に基づき最も合理的で公正な方向に向けて協議することにした。 南北軍事境界線がある板門店で6月に行われた北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)とトランプ米大統領の対面で合意した米朝間の実務交渉が早期に再開され、非核化交渉に実質的な進展がなければならないとの認識でも一致した。 また、韓米同盟が共通の価値に基盤を置いた相互互恵的で包括的な同盟であること、朝鮮半島を越え域内の平和と安定のための中核であることを改めて確認。主要懸案と地域・グローバルでの両国間の協力強化策についても協議した。地域・グローバルでの協力強化とは韓日関係に対する協議を意味すると青瓦台側は説明した。
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