メダリストの記者会見で晴れやかな笑顔を見せるキム・スジ=13日、光州(聯合ニュース)
メダリストの記者会見で晴れやかな笑顔を見せるキム・スジ=13日、光州(聯合ニュース)
【光州聯合ニュース】韓国の光州で開催中の水泳の世界選手権で、韓国のキム・スジ(21)が女子1メートル板飛び込み3位に入り、新たな歴史をつくった。世界選手権で韓国の飛び込み選手がメダルを獲得したのは初めてで、全種目を通じても韓国女子で初となる。 世界選手権第2日の13日、女子1メートル板飛び込みの決勝に進んだキムは、257.20点で銅メダルに輝いた。 これまで世界選手権でメダルを獲得した韓国勢は競泳の朴泰桓(パク・テファン)が唯一。キムは韓国の飛び込みと水泳史を塗り替える快挙を成し遂げた。しかも今大会のメダリスト候補に挙がっていなかっただけに、周囲をひときわ驚かせることとなった。   その翌日、光州市内で練習を終えたキムは「実感がわかない」と、競技直後と同じ言葉を口にした。だが、携帯電話にひっきりなしに届く祝福のメッセージがキムの快挙を物語る。キムは「人生で一番多くのメッセージをもらった日」と笑った。 キムは中学3年生だった2012年にロンドン五輪に出場した。同大会の韓国選手団では最年少だった。目立った成績を挙げ始めるのは17年から。韓国の全国体育大会で4冠を飾り、翌年のジャカルタ・アジア大会では銅メダルを獲得した。  今回のメダル獲得を女子飛び込みの韓国代表選手は一緒に喜び合った。ただ、キムは浮かれようとはしない。今回のメダルは自身の栄光でもあるが、韓国の飛び込みが高みを目指す道のりと考えるからだ。また、大会は始まったばかりで、これから出番の韓国代表が平常心で競技に挑むことを願う気持ちも強い。
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