韓国　けさのニュース（７月１０日）

◇日本の輸出規制は政治的目的の報復　ＷＴＯで撤回要求　韓国政府は９日、世界貿易機関（ＷＴＯ）の物品貿易理事会で、日本政府による半導体材料の対韓輸出規制は政治的目的に基づく不当な経済報復でＷＴＯの自由貿易の原則にも反するとして強い遺憾を表明した。韓国は同理事会に日本の輸出規制を追加議題として緊急上程。通常は参事官級が出席するところを白芝娥（ペク・ジア）駐ジュネーブ大使が出席し、加盟国に日本の輸出規制の不当性を訴えるとともに、撤回を要求した。◇釜山地下鉄労組　無期限ストに突入　釜山地下鉄労組は、賃金・団体交渉の決裂を理由に１０日の始発から無期限のストライキに突入した。運転士からストを開始し、午前９時からは技術や駅務、車両整備など全分野に拡大する予定だ。これにより、運行率は通常ダイヤに比べて６１．７%まで落ち込む見通し。労組は非常運転要員５９人を投入し、朝夕のラッシュ時は通常通り運行する方針だ。◇俳優カン・ジファンが緊急逮捕　所属事務所の女性社員に性的暴行か　韓国の俳優、カン・ジファン容疑者が９日夜、性暴行容疑で緊急逮捕された。警察が１０日、伝えた。京畿道広州市の自宅で所属事務所の女性社員2人と酒を飲んだ後、寝ていた女性1人に性的暴行を加え、もう1人にわいせつな行為をした疑いがもたれている。カン容疑者は警察の調べに対し、「酒に酔い、まったく覚えていない」と供述したとされる。◇米国務省　板門店での米朝対話「首脳会談ではない」　米国務省は、トランプ大統領と北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党委員長）が先月３０日に南北軍事境界線がある板門店で対面したことについて「首脳会談でも交渉でもなく、両指導者の面会だ」とする立場を表明した。同省のオルタガス報道官が９日（米東部時間）の会見で述べた。トランプ氏と金委員長は板門店の韓国側施設「自由の家」で約５０分間対話し、事実上３回目の米朝首脳会談だと評されていた。