韓国　けさのニュース（７月９日）

◇検事総長候補の人事聴聞会　与野党が激しい攻防　　国会法制司法委員会は８日、次期検事総長に指名された尹錫悦（ユン・ソクヨル）ソウル中央地検長の人事聴聞会を開いた。最大野党「自由韓国党」が、ユン・ウジン元竜山税務署長の贈収賄事件で尹氏がユン氏に弁護士を紹介するなど便宜を図った疑惑があると攻撃したのに対し、与党「共に民主党」は情報機関、国家情報院の大統領選介入疑惑を巡り、当時法務部長官を務めていた黄教安（ファン・ギョアン）自由韓国党代表が検察に圧力をかけた疑惑を指摘するなど、与野党が激しい攻防を繰り広げた。◇韓国の電子・自動車部品など３４社　日本株主が５%超の株保有　企業情報を分析する韓国ＣＸＯ研究所が上場企業約２０００社の１～３月期の事業報告書を分析した結果、日本の株主が５%以上の株式を保有する企業が３４社に上ることが分かった。このうち相当数が韓国経済の主軸を担う電子、自動車産業に部品を供給しており、日本が半導体製造に必要な材料の韓国への輸出規制を強化したことを受け、日本の資本に対する防御策が必要ではないかとの指摘が出ている。◇国会　きょう政治・外交・統一・安保分野で対政府質疑　国会は９日午後の本会議で、李洛淵（イ・ナクヨン）首相ら閣僚に政治・外交・統一・安保分野の対政府質疑を行う。初日のこの日は、北朝鮮の小型漁船が当局に気付かれずに南下し、北東部・江原道の三陟港に接岸した事態と日本政府による経済報復への対応策、南北・米首脳の対面後の米朝実務交渉などが主な争点として取り上げられるとみられる。◇女性の４割　出産・育児を理由に退職　保健福祉部が育児政策研究所に依頼して実施した実態調査によると、調査対象の２５３３世帯のうち４０．３%が出産と育児のために女性が職場を辞めた経験があると答えた。一方、男性が退職したことがあるとの回答は０．３%にとどまった。女性が仕事を中断した理由は「（子どもを）預けられるところがない」が３２．８%で最も多く、「仕事より育児の価値が大きい」が３１．２%だった。