原告7人は太平洋戦争中の1942~45年、日本製鉄の前身企業の製鉄所に強制動員された。動員に応じなければ家族を派出所に連行するといった圧力に負け、強制労働に従事した。精神的・肉体的苦痛に対する賠償を求めて2013年にソウル中央地裁に提訴し、15年に原告勝訴の一審判決を受けた。
日本製鉄を巡っては昨年10月、別の徴用被害者4人への賠償を命じる韓国大法院(最高裁)の確定判決が出されている。今回の原告7人の控訴審はこの大法院の判決を待って再開されたため、提訴から控訴審判決までに6年余りかかり、その間に原告は全員死去。二審勝訴の知らせを聞いたのは遺族だけだった。
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