昼食会で出席者と握手を交わす文大統領(左)=24日、ソウル(聯合ニュース)
昼食会で出席者と握手を交わす文大統領(左)=24日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は24日、朝鮮戦争に参戦した韓国軍と国連軍の有功者ら182人を青瓦台(大統領府)に招いて昼食会を開いた。文大統領はあいさつで「1953年7月27日に(朝鮮)戦争の砲煙はなくなったが、まだ完全な終戦はなされていない」とし、「二度と戦争の心配がない平和な朝鮮半島を作るのが参戦した勇士の犠牲・献身に報いる道」と強調した。

 朝鮮戦争は1950年6月25日に勃発し、53年7月27日に休戦協定が締結された。文大統領は朝鮮戦争について「悲痛な歴史だが、北の侵略に打ち勝ったことで韓国のアイデンティティーが守られた」と評価した。

 また「戦争の惨禍から立ち上がろうとする努力が韓国の発展を成し遂げた」とし、韓国は戦争により荒廃した状態から貿易輸出額世界6位、国民所得3万ドル(約322万円)を超える経済大国に発展し、援助を受ける国から援助をする国になったと話した。

 国連軍有功者については、「朝鮮戦争は自由と平和を愛する世界の人が共に戦争の暴力に対抗した正義の人類の歴史」とし、「22カ国195万人の若者が韓国に駆け付けた」と指摘した。

 また「その中心に米国があり、最も多くの将兵が参戦して最も多くの犠牲を払った」とし、「政府はその崇高な犠牲を賛えてワシントンに『追慕の壁』を建設する予定だ。韓米両国は同盟の偉大さを記憶し、誰も行ったことのない恒久的平和の道を共に切り開く」と強調した。

 その上で「韓国は国連の旗の下に集まった195万の英雄たちの献身を記憶していく」とし、「世界の人たちに平和・繁栄を贈る国になる」と約束した。 


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