2010年、北朝鮮に送るため韓国の群山港で船積みされたコメ。当時は水害で被害を受けた北朝鮮住民のためにコメを無償支援した(資料写真)=(聯合ニュース)
2010年、北朝鮮に送るため韓国の群山港で船積みされたコメ。当時は水害で被害を受けた北朝鮮住民のためにコメを無償支援した(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の当局者は20日、国連世界食糧計画(WFP)を通じた北朝鮮へのコメ支援について、「輸送の経路や日程などの詳細をWFPと協議している」と記者団に述べた。 韓国政府は19日、北朝鮮の食糧難を踏まえ、WFPを通じて韓国産のコメ5万トンを北朝鮮に支援すると発表した。政府が北朝鮮にコメ支援を実施するのは李明博(イ・ミョンバク)政権下の2010年以来、約9年ぶり。 コメの購入にはおよそ1270億ウォン(約117億円)の予算が投じられ、このうちコメの国際相場に基づく購入額270億ウォンを南北協力基金から支出する。同当局者は「南北協力基金管理審議委員会と南北交流協力推進協議会を開いて南北協力基金からの資金支出案を議決し、WFPへの供与手続きを進める」と今後の流れを説明した。 政府は一方、官民が対北朝鮮人道協力を話し合う「人道協力民官政策協議会」を約7年ぶりに再開することを決めた。21日に徐虎(ソ・ホ)統一部次官が出席し、初会議を開く。 統一部の当局者によると、同協議会は04年9月に発足し、09年まで継続して開催されたが、12年後半以降は運営されていない。
Copyright 2019(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0