演説後、質疑に応じる文大統領=14日、ストックホルム(聯合ニュース)
演説後、質疑に応じる文大統領=14日、ストックホルム(聯合ニュース)
【ストックホルム聯合ニュース】スウェーデンを国賓訪問中の文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領は14日(現地時間)、スウェーデン議会で演説した後、核軍縮に向けどのような措置を取るかについて問われ、「今、われわれが推進する朝鮮半島平和プロセスの究極的な目標は朝鮮半島の完全な非核化」としながら、「南北は完全な非核化が実現されれば、引き続き、従来型の武力に対する軍縮も共に努力する計画」と表明した。 文大統領は「それ(完全な非核化)の実現自体が核軍縮となり、国際社会の核拡散を防止する堅固な土台になるだろう」と指摘。その上で、韓国は核軍縮などのための国際社会の努力に協力していくと話した。 また、南北の信頼構築に向けた措置を問われると、「米国と韓国はいつでも(北朝鮮と)対話する準備ができていることを公開的に表明した」と述べ、非核化交渉の再開の必要性を強調した。 さらに、対話が再開しても朝鮮半島の完全な非核化と平和の実現には多くの時間がかかると指摘し、「忍耐強い対話が必要」との考えを示した。
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