ただ、4月と5月の報告書が「鉱工業生産、設備投資、輸出など主要な実体経済指標の流れ」を不振としたのに対し、今月は「輸出と投資」の不振を指摘した。
生産に対してはひとまず肯定的に評価している。3月、4月は鉱工業、サービス業とも前月比プラスだった。4月の全産業の生産は0.7%増。
4月の小売販売(1.2%減)と建設投資(2.8%減)がマイナスに転じた一方で、設備投資(4.6%増)は3月に続きプラスを維持した。
輸出をみると、5月は9.4%減少した。昨年12月から6か月連続減。報告書は「中国など世界の成長が鈍化し、半導体の不況が続いている」と記した。
また、4月に、景気の現状を示す一致指数と数か月先の景気を示す先行指数は前月と同水準だった。
政府は報告書で「リスク管理に万全を期し、補正予算案の速やかな可決と執行に向け準備を進める」とした。下半期の「経済政策方向」には、投資や輸出、消費など景気を上向かせるための課題を盛り込む予定だ。
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