金学義氏(資料写真)=(聯合ニュース)
金学義氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国法務部傘下で過去の事件の真相究明を行う「法務部検察過去事委員会捜査勧告関連捜査団」は4日、2013年に建設業者から性的な接待を受け、賄賂を受け取ったとして先月16日に逮捕された金学義(キム・ハクウィ)元法務部次官(62)を特定犯罪加重処罰法上の収賄罪で起訴した。また、金被告を接待した建設業者のユン・ジュンチョン容疑者についても、強姦致傷や特定経済犯罪加重処罰法上の詐欺の罪などで起訴した。

 検察によると、金被告は07年1月から翌年2月までの間にユン被告から3100万ウォン(現在のレートで約280万円)相当の金品をはじめ、1億3000万ウォン相当の賄賂を受け取った。

 このほか、検察は06年夏から翌年12月の間に金被告が江原道・原州の別荘などで13回にわたり受けた性的接待を、金額を算定できない収賄として起訴内容に含めた。

 一方、検察は韓相大(ハン・サンデ)元検事総長や尹甲根(ユン・ガプグン)元大邱高等検察庁長など、ユン被告との癒着が疑われていた元検察高官についても調べたが、捜査に着手するだけの手掛かりが見つからなかったと発表した。

 また、青瓦台(大統領府)民情首席秘書官として勤務していた当時、金被告に対する警察の捜査に圧力をかけた疑いで捜査が勧告された最大野党「自由韓国党」の郭尚道(クァク・サンド)国会議員については嫌疑なしと判断した。


Copyright 2019(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0