「ICT革新と製造業の未来」をテーマに韓国政府が1月開催した懇談会で発表するサムスンリサーチの所長(資料写真)=(聯合ニュース)
「ICT革新と製造業の未来」をテーマに韓国政府が1月開催した懇談会で発表するサムスンリサーチの所長(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子が新たな通信規格となる第6世代(6G)移動通信システムの研究組織を立ち上げたことが分かった。業界関係者は4日、サムスン電子の中長期研究開発(R&D)拠点のサムスンリサーチがこのほど組織再編を行い、「次世代通信研究センター」を新設したと伝えた。  これまでは標準リサーチチームなどのチーム、ラボ単位で6Gの先行研究を進めてきた。これらを統合し、サムスンリサーチの最も大きな組織単位であるセンターに格上げした。 次世代通信研究センターは6G研究チームをはじめ、先行ソリューションチーム、標準研究チームなどからなるとされる。 この組織再編について、サムスン電子関係者は「第5世代(5G)の商用化と本格的なサービス拡張に足並みをそろえ、移動通信の先行技術と標準を研究する組織の機能と役割を強化するため」と説明した。 6Gはまだ定義すらないが、技術的に5Gからさらに進歩した規格となりそうだ。サムスン電子は組織再編により、6G関連研究に一層打ち込むとみられる。サムスンリサーチの関係者も昨年12月、「5Gの商用化と標準化はもちろん、6G技術の先行研究も積極的に推進する計画」と言及している。 一方、サムスンリサーチにはこのほど新設された次世代通信研究センターのほかに、人工知能(AI)センター、ロボットセンターがある。
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