事故現場で救助作業が行われている=(ロイター=聯合ニュース)
事故現場で救助作業が行われている=(ロイター=聯合ニュース)
◇文大統領「救助専門家の追加投入も」 ハンガリー遊覧船事故受け会議 ハンガリーの首都ブダペストを流れるドナウ川で29日夜(日本時間30日未明)に韓国人団体観光客が乗船した遊覧船が沈没し、多数の死亡者や行方不明者が出た事故を受け、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は30日に青瓦台(大統領府)で緊急対策会議を開き、「不明者の救助や捜索作業が迅速に進むよう、可能なあらゆる外交ルートを総動員してハンガリー当局と協力してほしい」と関係閣僚らに指示した。また、救助の人員や装備が足りなければ、周辺国と協議して救助専門家や装備を急ぎ追加投入することも検討してほしいと求めた。青瓦台の高ミン廷(コ・ミンジョン)報道官が発言内容を伝えた。外交部によると、遊覧船に乗船していたのは35人で、韓国人は観光客30人とソウルから同行した引率者1人、現地ガイド2人の計33人だった。うち7人の死亡が確認され、7人が救助されたが、19人は行方不明となっている。◇遊覧船沈没事故 強風・豪雨の中で衝突か 夜間に発生したドナウ川での遊覧船の沈没事故は、大きな人命被害につながった。事故を起こした遊覧船はブダペストの国会議事堂付近で他の遊覧船と衝突し、間もなく沈没した。海外や現地メディアの報道によると、この日は夜にかけて激しい雨が降り、強風が吹くなど悪天候だったことに加え、ハンガリーをはじめとする東欧地域は今月に入り降雨量が多く、ドナウ川の水位も上昇していた。現地メディアなどは悪天候の中で他の大型船と衝突して沈没したと報じている。◇韓米日の北核担当高官 アジア安保会議に出席へ 外交部は30日、李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長が31日から来月1日までアジア安全保障会議(シャングリラ会合)に合わせてシンガポールを訪問し、米国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表と会談すると発表した。日本外務省の金杉憲治アジア大洋州局長とも会談するほか、3人による会談も行う。同会議にはアジア・太平洋や欧州主要国の国防相らが出席し、北朝鮮の核問題をはじめ、地域の安全保障課題について幅広く議論する見通しだ。◇猛毒持つ「ヒョウモンダコ」 釜山沿岸で発見 海洋水産部傘下の国立水産科学院は、南東部の釜山市機張郡の沿岸で先ごろ、猛毒を持つタコ「ヒョウモンダコ」が見つかったと発表した。主に亜熱帯海域に生息するヒョウモンダコは、10センチ前後の大きさで唾液に猛毒のテトロドトキシンを含み、素手で触ってかまれると中毒症状を起こす可能性がある。水産科学院の関係者は「最近、気候変動により韓国沿岸で亜熱帯性生物の出現が増加している」とし、海にいる鮮やかな色のタコ、魚、クラゲなどは毒性を持っている可能性が高いため手を触れないよう呼びかけた。
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