国際救援隊は、消防庁救助本部の指揮官1人と潜水士9人、通訳などの安全支援スタッフ2人で構成され、30日午後8時に仁川国際空港を出発する。
消防庁の潜水士が国際救援隊として派遣されるのは今回が初めて。潜水士の多くは2014年に起きた旅客船セウォル号沈没事故の際に捜索活動に参加したベテランだ。
救援隊は、外交部に所属する6人と共に迅速対応チームの一員として現地に派遣され、ハンガリー当局と協議して行方不明者の捜索や遺体の引き揚げなどの作業を行う計画だ。
消防庁の関係者は「現在装備の点検を終え、出国準備を行っている」とし、「現地で捜索活動にすぐ参加できるかは状況を確認しなければならない」と説明した。
消防庁は1997年以降、14カ国に15回にわたり国際救援隊を派遣した。
過去には2008年の中国・四川大地震、10年のハイチ地震、11年の東日本大震災、13年のフィリピンの台風被害など、陸上で発生した災害を中心に国際救援隊が投入された。
外交部によると、今回沈没した遊覧船に乗船していたのは35人で、韓国人は観光客30人とソウルから同行した引率者1人、現地ガイド2人の計33人だった。うち7人の死亡が確認され、7人が救助されたが、19人は行方不明となっている。
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