文大統領(資料写真)=(聯合ニュース)
文大統領(資料写真)=(聯合ニュース)
◇文大統領 韓国単独の新演習に合わせNSC開催 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は29日、災害や戦時など国家の危機状況への対応を点検する「乙支太極演習」に合わせ、青瓦台(大統領府)で国家安全保障会議(NSC)を開いた。演習の状況を直接確認し、国を挙げた防衛態勢の重要性を強調する狙いがある。同演習は27日から4日間、韓国全国で実施され、官・民・軍から48万人以上が参加する。韓米両軍の合同指揮所演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)の廃止に伴い、韓国政府の「乙支演習」と韓国軍単独の指揮所演習「太極演習」を統合した新たな演習で、今回が初開催となる。◇韓米首脳の会話漏えい問題で遺憾表明 文大統領 在米韓国大使館の幹部級外交官が機密に当たる韓米首脳間の電話会談の内容を最大野党「自由韓国党」の姜孝祥(カン・ヒョサン)国会議員に漏らした問題で、文在寅大統領は閣議で、「外交的に極めて敏感な問題になり得る首脳の通話まで政争の材料とし、国民の知る権利や公益提供だとかばう政党に深い遺憾を表明する」と述べた。文大統領が同問題に言及するのは初めて。◇韓国の為替監視を維持 米財務省報告書 米財務省は28日(米東部時間)に発表した半期為替報告書で、韓国や中国、日本など9カ国を通貨政策の「監視対象」に指定した。韓国は、昨年10月公表の前回報告書に引き続き監視対象とされた。ただ、米財務省は外国為替政策の透明性確保などに向けた韓国の取り組みを前向きに評価した上で、韓国が現在の状態を維持すれば次回の報告書では監視対象から外れるだろうと説明した。 ◇日本の「F35」購入計画 アジアの軍拡競争誘発か 日本が米国から最新鋭ステルス戦闘機「F35」105機の購入を計画していることに対し、アジア国家間の軍事費の競争を誘発するとの指摘が出ている。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、中国・北京で活動する軍事専門家が「日本によるF35の大量購入は、アジア・太平洋地域の軍事的バランスを壊すことになるだろう」と主張したと報じた。中国の軍事評論家らは、日本のF35導入が中国のステルス戦闘機「J20」の配備を加速させる要因として作用すると指摘した。◇東京五輪の南北合同チーム結成 北朝鮮次官が前向き発言 北朝鮮体育省の元吉宇(ウォン・ギルウ)次官が28日に報じられた中国ニュースサイトの中国新聞網とのインタビューで、来年の東京五輪に出場する韓国と北朝鮮の合同チーム結成について「南北が手を取り合って共にやっていく意志がある」と述べた。国際オリンピック委員会(IOC)は3月の理事会で、東京五輪開会式での南北選手団合同入場と南北合同チーム出場を承認した。
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