韓国最大の工芸フェスティバルである「工芸週間」が今月17日~26日に開かれた。(提供:WoW!Korea)
韓国最大の工芸フェスティバルである「工芸週間」が今月17日~26日に開かれた。(提供:WoW!Korea)
日常で工芸を楽しむ様々な方法を共有し、工芸の専門家たちの間で協業や創業を促進し、生産と消費が出会う複合プラットフォームを体験できる韓国最大の工芸フェスティバルである「工芸週間」が今月17日~26日に開かれた。

 文化体育観光部と韓国工芸デザイン文化振興院が主催する今回のフェスティバルでは、韓国内の360の工房や書廊、文化芸術機関で同時に開催された。

 特にソウル駅の駅舎である“文化駅ソウル284”では、企画展示「工芸×コレクション:美しかったり+役に立ったり」がおこなわれている。

 今回の企画は、生産者中心の工芸生態系から離れ、使用と享有の側面、使用者とコレクターの側面において工芸を改めて見つめてみるという独特な展示会だ。

 韓国のライフスタイルを導く衣食住の専門家たち、韓国工芸文化を主導し、実践してきた人たちや美術界の大きな後援者たちまで、各分野の有名人がコレクションした所蔵品やインタビュー映像を通じて、工芸品からもう一歩進んで積極的に韓国工芸の芸術的・美学的根拠を探索しようという試みだ。

 生産者中心の工芸生態系から抜け出し、使用者の側面から工芸を見つめる展示として、イ・オリョン(李御寧、元文化部長官)、チョン・ヤンモ(鄭良謨、美術史学者)、ハン・ボンニョ(韓福麗、国家無形文化財)などにいたるまで、様々な職業や年齢層の工芸品愛好家26人の特別な所蔵品が鑑賞でき、映像インタビューが上映される。

 本展示会を企画した写真家のイ・ドンチュン(李東春)は韓国の伝統文化と飲食撮影分野の一人者として、特に慶尚北道(キョンサンプクト)地域の宗家文化、祭礼文化や韓国伝統料理の写真展をアメリカやブルガリアで写真展を開催した。

 また共同で企画したキュレーターのカン・ジェヨン(康在永)は文化企画キュレーターとして愛知県美術館のキュレーターを研修し、韓国陶磁器エキスポのキュレーターとして活動した。

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