北朝鮮の宣伝メディア「朝鮮の今日」は27日、南側(韓国)政府に向けて「人道手主義的支援と協力交流に対して騒ぎ立てて、(南北)宣言履行に関心でもあるように恩着せがましくしている」と非難した。
またメディアは「南北関係での“速度調節”を強迫する外勢の機嫌ばかりうかがいながら、関係改善に積極的に乗り出さず、歴史的な北南宣言と軍事分野合意書の履行を回避しながら外勢との合同軍事演習を強行するなど、敵対行為に執着している」と主張した。
さらに「北南(南北)宣言で明らかになった根本的な問題を解決することはせず、非本質的で副次的な問題を持ち歩き、それがまるで宣言履行のためであるかのように振舞うのは民心を欺く行為」とし、「基本問題から先に実践し、その履行問題から根本的な態度変化を見せてこそ関係改善の良さが意味ある結実につながる」と強調した。
ただし、北朝鮮は当局の公式立場を発表する労働新聞、朝鮮中央通信など公式メディアを通じては人道主義支援と関連した立場を出していない。そのため、宣伝メディアでの報道を対北食糧支援に対する「公式対応」と見るのは難しい。
北朝鮮の主張は、食糧支援より根本的な問題、すなわち、米韓合同演習の中断や南北経済協力再開に韓国政府がより積極的に乗り出すようにとの要求と解釈される。
Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 0