延坪島灯台(資料写真)=(聯合ニュース)
延坪島灯台(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】南北間の緊張緩和に伴い、北朝鮮に近い韓国・仁川の延坪島にある灯台が消灯から45年を経て再び点灯する。

 

 韓国海洋水産部は16日、黄海の延坪島沖を航行する船舶の安全のため、17日午後7時20分から延坪島灯台を再点灯すると発表した。

 延坪島灯台は1960年3月に初点灯し、漁船の航行の道しるべとなっていた。だが70年代以降は南北間の軍事対立が強まり、北朝鮮から韓国に潜入するスパイに地理情報を提供する恐れがあるなどとして74年に点灯が中止された。87年には施設が完全に閉鎖された。

 それから長年を経て、昨年の南北首脳会談や南北軍事合意締結などを受けて南北間の軍事的緊張が和らいだことから再点灯が議論されるようになった。

 海洋水産部は国防部などと協議し、南北関係の特殊性を踏まえて灯台の明かりの角度と到達距離を延坪島沖の韓国側漁場のみに制限した。また、有事の際には軍が遠隔で灯台を消灯できるようにする。同灯台は日没時刻から翌日の日の出時刻まで15秒に1回、海に明かりを照らす。


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