サムスンバイオ粉飾会計で証拠隠滅の子会社役員2人、拘束起訴=韓国
サムスンバイオ粉飾会計で証拠隠滅の子会社役員2人、拘束起訴=韓国
サムスンバイオロジクス(以下、サムスンバイオ)の粉飾会計に関する資料を偽造、隠滅した容疑で拘束されたサムスンバイオの子会社サムスンバイオエピス(以下、エピス)の役員2人が17日、裁判に移された。

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 ソウル中央地検はこの日午後、サムスンエピス常務のヤン某氏と部長イ某氏を証拠偽造、証拠隠滅、証拠隠滅教唆(きょうさ)、外部監査に関する法律違反容疑で拘束起訴した。

 検察によると、金融監督院が監理のためにサムスンエピスに会計関係の資料提出を要求すると、これを操作し提出した容疑がもたれている。昨年末、サムスンバイオに対する検察の捜査が予想されると、サムスンバイオ会計処理などの関連資料を組織的に隠滅した容疑も受けている。

 検察は捜査の本格化が予想されていた時点で、職員らを呼び集めてコンピュータや携帯電話をチェックし、「JY(イ・ジェヨンサムスン電子副会長の略語)」、「合併」などのキーワードを検索。捜査の手がかりとなる資料や文書を選別して削除した状況をつかんだ。

 サムスンバイオとサムスンエピスのセキュリティサーバー担当実務職員らが昨年5~6月、上層部の指示を受けて、共用サーバー本体をそれぞれの工場の床下や自宅に隠したことも明らかとなった。家宅捜査で隠された共用サーバーを確保し、サムスンバイオ職員アン某氏については去る8日、証拠隠滅などの容疑で拘束した。

 特に、この過程で過去、サムスングループ未来戦略室の役割を担うサムスン電子事業支援TF(タスクフォース/特別チーム)のペク某常務とセキュリティ先進化TFソ某常務も動員された。2人は身分を隠して何度もサムスンバイオとサムスンエピスを訪問し、会計資料と内部報告書隠滅を指示・実行したと把握された。

 検察はペク常務、ソ常務について去る10日、証拠隠滅、証拠隠滅教唆容疑で身柄を確保し、上層部への捜査につなげている。検察は、粉飾会計疑惑の証拠隠滅が主流事案とも関わっていると判断し、その指示者や責任者を究明する方針だ。


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