サムスン電子は2月に米サンフランシスコで「ギャラクシー」新製品の発表イベントを開き、同社初の折り畳み式スマホ「ギャラクシーフォールド」を公開した(同社提供)=(聯合ニュース)
サムスン電子は2月に米サンフランシスコで「ギャラクシー」新製品の発表イベントを開き、同社初の折り畳み式スマホ「ギャラクシーフォールド」を公開した(同社提供)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子が26日に米国で予定していた折り畳み(フォルダブル)式スマートフォン(スマホ)「ギャラクシーフォールド」の発売延期後、いつごろの発売が可能になるかに注目が集まっている。 ギャラクシーフォールドは、米メディアからレビュー用製品が1~2日の使用でスクリーンに欠陥が発生したと指摘された。 サムスンは22日にギャラクシーフォールドの発売延期を発表。米国の予約者にメールで、2週間以内に発売に関する追加情報を伝えると知らせた。サムスン関係者は「予約した顧客に遅くても5月6日までに改めて日程を知らせるという意味だ」と説明した。 サムスンはギャラクシーフォールドの予約台数を公開していないが、ウェブサイトで予約を申し込んだ顧客は数千人に上るという。 サムスンは製品の設計上の欠陥はなく、5~6月に発売できるという立場だ。中国の華為技術(ファーウェイ)が7月に折り畳みスマホの発売を予定しているため、同社より発売が遅れてはならないという雰囲気が漂っている。 ただ、スクリーンの欠陥に関する指摘が出ていることはサムスンにとって負担となっている。 サムスンは問題となったレビュー用製品4台を調べた結果、2台は画面を保護するフィルムを除去したためにスクリーンが損傷したと説明した。残り2台は上下のヒンジの露出部分の衝撃と異物による損傷が問題となった。ヒンジの隙間部分が衝撃を受けたり、この隙間から異物が入り込んだ場合に不具合が生じる可能性があるという。 サムスンはヒンジの露出部分を最小限にとどめる案を検討するとともに、スクリーンと保護フィルムの接着を強化し、販売時にフィルムを除去しないよう注意を促す予定だ。
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