金融協議会であいさつする李柱烈総裁(中央)=26日、ソウル(聯合ニュース)
金融協議会であいさつする李柱烈総裁(中央)=26日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は26日、大手銀行の頭取と開いた金融協議会で、「現在の経済状況を厳しく見る必要がある。経済成長のエンジンである企業投資に活力を吹き込むための政策的努力が必要だ」と述べた。

 

 韓銀が25日発表した1~3月期の実質国内総生産(GDP、速報値)は前期比0.3%減と、約10年ぶりの低水準となった。設備投資が前期比10.8%急減したことが主因に挙げられている。

 李氏は「1~3月期のマイナス成長の主な要因の一つが企業投資の不振だっただけに、企業の投資心理が持ち直してこそ成長の流れの回復を早められる」と強調した。

 また「韓国経済が困難な状況に陥っているのは事実」とし、「半導体景気が鈍化する中で1~3月期の輸出と投資が振るわず、政府部門の成長寄与度が異例の大幅マイナスを記録した」と懸念を示した。一方で、政府部門の成長寄与度は速いペースで回復し、世界経済環境も次第に改善すると見込み、韓国経済のマイナス成長の流れがずっと続くとは考え難いとした。


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