会談する金委員長(左)とプーチン大統領=25日、ウラジオストク(EPA=聯合ニュース)
会談する金委員長(左)とプーチン大統領=25日、ウラジオストク(EPA=聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は26日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が25日にロシアのプーチン大統領と行った首脳会談で、「朝鮮半島の平和と安全は全面的に米国の今後の態度に左右される」と述べたと報じた。

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 また、物別れに終わった2月末の米朝首脳会談を取り上げ、「米国が一方的で非善意的な態度を取ったことで、最近の朝鮮半島や地域情勢はこう着状態に陥り、原点に戻れない危険な状態」として、「われわれはあらゆる状況に備える」と強調したという。

 今月の最高人民会議(国会に相当)での施政演説で米朝首脳会談の決裂や非核化交渉の責任を米国に押し付け、米国に態度変化を促したものと同じメッセージとみられる。

 金委員長はまた「都合の良い時期」に訪朝するよう要請し、プーチン大統領はこれを受け入れたという。

 同通信は両国の協力関係に関しては、「最高位級の接触を含む高官の往来を強化し、両国の政府や国会、地域、団体の連携や交流、協力をさまざまな形で発展させていくことについて」議論したと伝えた。


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