握手する文大統領(左)とミルジヨエフ大統領=19日、タシケント(聯合ニュース)
握手する文大統領(左)とミルジヨエフ大統領=19日、タシケント(聯合ニュース)
【タシケント聯合ニュース】ウズベキスタンを国賓として訪問中の文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領は19日、首都タシケントでミルジヨエフ大統領と首脳会談を行い、朝鮮半島と中央アジア地域の平和・繁栄のための協力策を議論した。 会談で文大統領は韓国政府の朝鮮半島平和プロセスについて説明し、これに対するウズベキスタン政府の支持と協力に謝意を表明した。ミルジヨエフ大統領は韓国政府の平和定着への努力を強く支持すると述べ、ウズベキスタンも積極的に協力すると伝えた。 文大統領は同国が中央アジア諸国との関係改善を積極的に推進し、地域の安定に寄与している点を高く評価した。韓国青瓦台(大統領府)は「ミルジヨエフ大統領は中央アジア国家の関係改善を対外政策の優先課題として民間交流拡大など和解・協力外交に注力しており、2009年の『中央アジア非核兵器地帯条約』締結でも主導的役割を果たした」と説明した。 両首脳は1992年の国交樹立後の友好協力関係発展を歓迎するとともに、今回の首脳会談を機に06年に結んだ両国の「戦略的パートナー関係」を「特別戦略的パートナー関係」に格上げすることで合意し、共同宣言に署名した。 両首脳はエネルギープラント分野での協力が両国関係の発展に寄与した点を評価し、今後も高付加価値産業、保健・医療、科学技術、公共行政分野などに協力を拡大することを決めた。また、ウズベキスタンに住む朝鮮系の高麗人が両国の友好協力関係を象徴する重要な人的資源であるとの認識で一致した。 会談後には両首脳の立ち会いの下、自由貿易協定(FTA)に関する共同研究や投資促進、宇宙探査、保健医療などに関する計7件の協定や覚書(MOU)が交わされた。
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