(左から)文大統領、金委員長、トランプ大統領(コラージュ)=(聯合ニュース)
(左から)文大統領、金委員長、トランプ大統領(コラージュ)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は15日午後の首席秘書官・補佐官会議で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が12日の最高人民会議(国会に相当)で行った施政演説について言及するとともに、非核化を巡る議論の進展に向けた外交構想を示すとみられる。南北首脳会談の準備に向けた特使派遣についても言及する可能性があり、注目が集まる。

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 金委員長は施政演説で、米国が正しい姿勢で臨むのであれば3回目の首脳会談を行う用意があるとの意向を表明しながらも、韓国に対しては「仲裁者」や「促進者」ではなく、「民族の利益を擁護する当事者になるべきだ」と述べた。

 文大統領は韓米首脳会談でトランプ大統領が北朝鮮と対話する意思を重ねて示したことを踏まえ、米朝の非核化交渉が進展するよう、金委員長との意思疎通の必要性を強調するメッセージを出すとの見方が出ている。

 韓国青瓦台(大統領府)内では北朝鮮に特使を派遣する方針は固まっているとされる。

 ただ、特使の人選や派遣の日程などを公表するにはまだ早いとの見方がある。


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