趙亮鎬氏=(聯合ニュース)
趙亮鎬氏=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の大韓航空を中核とする財閥、韓進グループを率いてきた創業家出身の趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長(大韓航空会長)の死去が伝えられた8日、韓国株式市場ではグループ上場企業の株価が強含んでいる。

 

 この日午前9時10分現在、韓進グループの持ち株会社、韓進KALの株は前営業日比9.92%高で取り引きされている。大韓航空、韓進、グループの格安航空会社(LCC)ジンエアーなどの株価も一斉に上昇している。

 大韓航空は、趙氏が8日(日本時間)に米ロサンゼルスの病院で肺疾患の持病のため死去したと伝えた。趙氏は、2014年に大韓航空機内で客室乗務員のナッツの出し方に怒り、滑走路に向かっていた機体を引き返させ「ナッツ姫」と呼ばれた趙顕娥(チョ・ヒョンア)大韓航空元副社長の父として知られる。先月27日に開かれた大韓航空の定時株主総会では趙亮鎬氏の取締役再任案が否決され、同氏は1999年に大韓航空の最高経営責任者(CEO)に就任してから20年で同社の経営権を失うことになった。


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