韓国国防部の鄭景斗長官(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国国防部の鄭景斗長官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は29日、鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)同部長官と米国のシャナハン国防長官代行が4月1日(日本時間2日)に米ワシントンで会談すると発表した。 シャナハン氏が国防長官代行に就任してから初めての韓米国防相会談となる。 両氏は2月末に開かれた米朝首脳会談後の朝鮮半島の安全保障情勢に対し認識を共有し、米朝の非核化対話を促進する外交的な取り組みを軍事面から後押しするための韓米国防当局としての措置を協議する。また、韓米両軍が毎年春に実施してきた大規模な合同指揮所演習「キー・リゾルブ」に代えて今年3月に初めて実施した新たな合同演習「同盟」の結果を評価した上で、今後の合同演習と訓練の方向性を話し合う。 国防部は「(米軍主導の韓米連合軍から韓国軍への)有事作戦統制権移管の推進状況と、その他さまざまな韓米同盟の懸案などを踏み込んで議論する予定」と説明した。8月の韓米合同指揮所演習に並行して行う、作戦統制権移管に向けた初期作戦能力(IOC)検証問題も取り上げられるとみられる。 韓米は会談後、共同報道文を発表する予定だ。 国防部は今年、4月と9月に韓米統合国防対話(KIDD)を開催し、6月にアジア安全保障会議(シャングリラ会合)に合わせ韓米国防相会談を行う。10月には51回目の韓米定例安保協議(SCM)を開く。 同部は「朝鮮半島非核化と平和定着の基盤となる韓米同盟を引き続き強化する」と述べた。米政府と議会、シンクタンクに対する公共外交政策の拡大にも努める。
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