文大統領(左)とトランプ大統領(コラージュ)=(聯合ニュース)
文大統領(左)とトランプ大統領(コラージュ)=(聯合ニュース)
【ワシントン聯合ニュース】韓国と米国の事情に詳しい複数の外交消息筋は28日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領とトランプ大統領による首脳会談について、「開催に向けた議論が大きく進展し、最終的な調整段階にある」として、「文大統領が訪米し、ワシントンで4月中旬に開く方向が有力」と明らかにした。

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 2月27~28日、ベトナム・ハノイで開かれた2回目の米朝首脳会談が決裂して非核化交渉が手詰まり状態にある中、韓米のトップダウン外交で突破口を見つけられるのか注目される。

 今月29日に韓米外相会談が開かれるほか、今週末に韓国青瓦台(大統領府)国家安保室の金鉉宗(キム・ヒョンジョン)第2次長が訪米する予定で、米朝会談後の膠着(こうちゃく)状態を打開するための動きが加速する見通しだ。

 消息筋は韓米首脳会談の開催について、「米朝会談後、韓米首脳が電話会談し、近いうちに会談したいという意見を交換した。(非核化交渉の)膠着状態を打破するための努力の一環」と述べた。

 会談の調整は青瓦台の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長とボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)を中心に進められてきたとされる。

 開催が決まる場合、韓米首脳会談は昨年11月末以来となる。

 会談では米朝会談で米国の「一括妥結式のビッグディール」と北朝鮮の「段階的な非核化」を巡り、立場の違いが鮮明であることが明らかになった中、文大統領が折衷案を出す可能性があるとの見方が出ている。対北朝鮮制裁や南北経済協力などについても、立場を調整するとみられる。


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