対話する潘氏(左)と文大統領=21日、ソウル(聯合ニュース)
対話する潘氏(左)と文大統領=21日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長は21日、青瓦台(大統領府)で文在寅(ムン・ジェイン)大統領と面会し、微小粒子状物質「PM2.5」などによる大気汚染問題について意見を交わした。潘氏は先ごろ、大気汚染の解決に向けて設置される官民による機構の委員長を務めることを受諾した。 面会後に青瓦台で行った記者会見で、潘氏は「政界は大気汚染問題に対し政治的な利害でアプローチしてはならない」と述べ、同問題には理念も党派もなく、国境もないとして政界の超党派的な協力を訴えた。 また、PM2.5などの国内外の排出原因を科学的に解明することが重要だとし、これに基づいて正しい解決策を立てるべきだと指摘した。 大気汚染が深刻化していることを受け、野党側は問題解決に向けた機構を発足させ、潘氏に委員長を任せることを提案。文大統領がこれを受け入れていた。潘氏は、文大統領と同機構の発足に関して詳細に話し合ったと伝えた。
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