国会南北経済協力特別委員会で答弁する趙氏=21日、ソウル(聯合ニュース)
国会南北経済協力特別委員会で答弁する趙氏=21日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官は21日、国会の南北経済協力特別委員会で、2回目の米朝首脳会談を踏まえた北朝鮮の動向を把握するため、特使の派遣や南北実務接触について、「そのような必要性を感じている」と答弁した。ただ、「まだ北側が立場を整理する時間が必要なため、待っている状況」と述べた。 趙氏は昨年9月に開所した南北共同連絡事務所に関し、「今も毎日2~3回(北朝鮮側と)接触している」として、「北側の事務所の職員は米朝首脳会談の結果に関心を持っているが、立場を明らかにすることには慎重な態度をみせている」と述べた。 対北朝鮮制裁については、「非核化問題を解決するため現在としては制裁を維持すべきというのが国際社会の世論だが、非核化を促進するため、(制裁を)手段に合わせて活用することも必要」との考えを示した。北朝鮮を非核化に導くためには交渉の状況に応じ、制裁の緩和も必要との意味とみられる。
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