スマホを使う子どもたち(資料写真)=(聯合ニュースTV)
スマホを使う子どもたち(資料写真)=(聯合ニュースTV)
【ソウル聯合ニュース】スマートフォン(スマホ)中毒が社会問題となっている韓国で、宗教界がデジタルデバイスの使用を減らす「デジタル断食」運動に立ち上がった。 カトリック教会の清潭洞聖堂は「デジタル断食誓約書」への署名を呼び掛けている。イエス・キリストの復活を祝う復活祭(イースター、今年は4月21日)を控え、キリストが荒野で40日間断食し祈りをささげたことに由来する40日間の受難節(四句節、レント、3月6日から)に合わせたもの。同聖堂は運動の趣旨を「デジタル機器の使用を節制、断食し、日々を振り返る意味ある時間を過ごしてほしい」と説明している。 誓約書には、インターネットやスマホ、テレビ、交流サイト(SNS)などの利用時間を1日5分減らすことから始め、1週間成功すれば時間を延ばすと記されている。先週末には約1500人の信者が署名したという。 カトリック教会は清潭洞聖堂を皮切りにデジタル断食を拡大し、デジタル中毒の予防教育や相談など、活動の幅を広げていく計画だ。6月末に運動本部を設置する。 プロテスタント教派と仏教界はすでに運動本部を発足させている。プロテスタント教派は受難節に合わせ、スマホ使用を減らすデジタル断食運動を行う。仏教界は5月の釈迦誕生日(旧暦4月8日)前後に集中的に運動を展開する計画だ。
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