会談を行う文大統領(右)とフン・セン首相=15日、プノンペン(聯合ニュース)
会談を行う文大統領(右)とフン・セン首相=15日、プノンペン(聯合ニュース)
【プノンペン聯合ニュース】カンボジアを国賓として訪問している韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は15日、カンボジアの首都プノンペンでフン・セン首相と首脳会談を行い、両国の友好強化に向けた協力策などについて議論した。 両首脳は両国の貿易額が1997年に国交を回復した当時の5400万ドル(現在のレートで約60億円)から昨年は9億7000万ドルに増えたことを評価し、インフラ建設や製造業、金融業などを中心に協力を強化することで一致した。 また、カンボジアに進出している約200社の韓国企業が両国の交流に重要な役割を果たしているとして、二重課税防止協定を早期に締結し、韓国企業への支援や投資協力を拡大することにした。 文大統領は自らが掲げた「新南方政策」を通じ、ベトナムに続く韓国の東南アジア諸国連合(ASEAN)地域の二大開発協力パートナーであるカンボジアへの支援を拡大する方針を明らかにした。 フン・セン首相は韓国政府の支援に謝意を表明。カンボジアの経済成長に向け、協力を続行したいとの意向を示した上で、「文大統領の新南方政策を積極的に支持する」と述べた。 両首脳は年末に韓国で開かれる韓・ASEAN特別首脳会議と初開催となる韓・メコン首脳会議の成功に向け、緊密に協力することでも一致した。 また、フン・セン首相は朝鮮半島の平和プロセスの進展に向けた韓国政府の努力を強く支持するとの立場を改めて表明した。
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