軍事境界線を挟むDMZ内での朝鮮戦争戦死者遺骨の共同発掘は、南北が昨年9月に署名した「板門店宣言履行に向けた軍事分野合意書」に基づく。大佐級を責任者とする南北5人ずつの共同調査・現場指揮チームを構成するほか、各80~100人の発掘団を設け、今年2月末までに発掘団の構成完了を互いに通知することになっていた。
だが、発掘団の構成と相互通知は期限までに行われなかった。2月27~28日の2回目の米朝首脳会談を控え、北朝鮮が消極的な態度だったとされる。
一方、韓国は予定通り発掘を始めるために先延ばしできないと判断し、このほど北朝鮮に発掘団を構成したと通知した。米朝首脳会談が不調に終わった中、韓国からの通知は南北の軍事合意書履行に向けた北朝鮮の姿勢を推し量るものとなりそうだ。
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