非常低減措置の違反を取り締まる市内のカメラの映像(資料写真)=(聯合ニュース)
非常低減措置の違反を取り締まる市内のカメラの映像(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の済州島を除いた全国で22日、粒子状物質(PM)の濃度が高い場合に自動車の運転などを制限する措置が実施される。 環境部は21日午後5時現在のPMの濃度が「非常低減措置」の発令基準を満たしたとして、22日午前6時から午後9時まで、済州島を除いた全国でPM非常低減措置を実施すると発表した。15日に「粒子状物質特別法」が施行されてから低減措置が実施されるのは今回が初めて。 今年に入って低減措置が実施されるのは4回目だが、蔚山、慶尚南道、慶尚北道、江原道西部では初めての実施となる。 特別法が施行されたことで、今回の措置はこれまでよりも内容が強化され、ディーゼル車は年式ではなく、排出ガスのレベルに応じて運行が制限されることになった。 公共機関の職員は、車両の2部制(ナンバーの偶数と奇数によって通行制限する交通規制)が義務化される。22日は偶数であるため、ナンバーの末尾が偶数の車両のみ運行が可能だ。 ソウル市は市の本庁や関連機関など公共機関の駐車場434カ所を全面閉鎖する。 民間の工場や工事現場も措置の対象で、PMの排出が多い工場などは操業時間の変更などの措置を取る必要がある。また工事現場も作業時間の変更・短縮、散水車の利用などPMの発生を抑制するための措置を実施しなければならず、違反すれば200万ウォン(約20万円)以下の反則金が科せられる。 環境部は低減効果を分析して公開する予定だ。
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