ロッテワールドタワーの展望台を訪れた文大統領(左)とモディ首相=21日、ソウル(聯合ニュース)
ロッテワールドタワーの展望台を訪れた文大統領(左)とモディ首相=21日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と夫人の金正淑(キム・ジョンスク)氏は21日、韓国を国賓として訪問中のインドのモディ首相を招いて夕食会を主催した。 夕食会はソウル・ロッテワールドタワーで開催された。青瓦台(大統領府)によると、大統領が青瓦台の外で外国の首脳を招いて夕食会を主催したのは今回が初めて。 夕食会の場所がロッテワールドタワーになったことについて、青瓦台の関係者は、モディ首相が以前からインドの発展モデルとして韓国を挙げており、文大統領が韓国の発展した様子を示すために選択したものと説明した。 文大統領とモディ首相は夕食会の前にタワーの展望台でソウル市内の夜景を観賞した。 青瓦台は両首脳が夕食会で両国の歴史・文化的な結びつきについて言及し、確固たる友情と信頼を再確認したと伝えた。 文大統領はモディ首相が、総選挙などを控えたなかで、今年初めての海外訪問国として韓国を選んだことに謝意を伝えた。 また「朝鮮戦争の時にインドが医療支援部隊を派遣し、助けてくれたことをわれわれは忘れていない」とし、インド政府とモディ首相が朝鮮半島平和プロセスを変わることなく支持していることに感謝の意を伝えた。 金正淑氏は昨年11月にモディ首相に招かれてインドを訪問し、ヒンズー教の灯明祭(ディワリ)に主賓として参加したことに触れ、「歴史と文化を媒介とする両国の結びつきが今後も続くことを希望する」と話した。 両首脳は、今年、インドは非暴力・無抵抗で独立運動を導いたマハトマ・ガンジーの生誕150周年であり、韓国は日本による植民地時代に起きた独立運動「三・一運動」と大韓民国臨時政府樹立から100年となり、両国国民にとって意味深い年であるとの認識で一致した。 また両国が共有する植民地支配された経験と独立運動の歴史、平和・非暴力精神を基に今後も域内の平和と繁栄のために協力していくことを確認した。 モディ首相は「両国が成し遂げてきた経済発展と民主化の経験を基に今後も互いの発展をけん引していくことを希望する」と述べた。 青瓦台によると、両首脳はすべての国民が共に豊かに暮らす「包容的成長」を両国が目指すという点で一致するとともに、公正で正しい社会を作るために共に努力することを確認した。
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