安栄培社長(資料写真)=(聯合ニュース)
安栄培社長(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国観光公社の安栄培(アン・ヨンベ)社長は19日、ソウル市内で懇談会を開き、今年は1800万人の外国人観光客を誘致するとの目標を発表した。  昨年韓国を訪れた外国人観光客は前年比15.1%増の1534万6879人。安社長は「中国人を除く外国人観光客が初めて1000万人を突破するなどの成果を上げたが、中国・日本など主力市場は過去最高に及ばず、(韓国)国民の海外旅行急増により観光収支の赤字は次第に深刻化している」と述べた。 その上で、韓国を世界の人が再訪する観光目的地にするとして▼中国・日本など主力市場の安定化▼新南方・新北方など新興市場開拓を通じた訪韓市場の多角化▼医療・MICE(国際会議、報奨旅行、展示会などの総称)など高付加価値観光客の誘致拡大による訪韓市場の高級化――などの戦略を掲げた。 観光公社は外国人観光客の地方訪問を活性化させるため、キャンペーンを通じて地域観光需要を拡大し、軍事境界線を挟む非武装地帯(DMZ)の平和・生態観光コンテンツの開発など、地域に特化したコンテンツを拡充する計画だ。また地方空港と周辺地域の観光インフラを改善し、全国の地方自治体の観光競争力コンサルティングも推進する。  安社長は「観光雇用の創出にも注力する」と表明しながら、インターネットで資金を募るクラウドファンディングによる投資制度を活用して観光企業の投資誘致を積極的にサポートし、地域観光支援センターを新たにオープンして地域主導型の観光革新拠点を設けると説明した。 北朝鮮観光については「南北がどのような合意をするか見守らなければならない」と前置きした上で、金剛山観光の再開が突破口になるのではないかとの見方を示した。
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