訪米した文氏=11日、ワシントン(聯合ニュース)
訪米した文氏=11日、ワシントン(聯合ニュース)
【ワシントン聯合ニュース】米国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表は11日、ワシントンで韓国の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長や与野党国会議員に対し、「米韓は常に同じ声を出さなければならない。米国は南北関係の発展に反対しないが、国際社会の対北朝鮮制裁の枠組み内で行われなければならない」として、「南北関係の発展が非核化プロセスと共に進展することを望む」と述べた。 ビーガン氏は文氏らとサリバン国務副長官との会談に同席した。 ビーガン氏は6~8日の訪朝について、「北朝鮮との交渉は建設的かつ生産的で、雰囲気が良かった」として、「ただ、期待値は適切に維持し、難しい懸案の解決のため努力しなければならない」と指摘。「双方が何を求めているのかを正確に説明する時間を持ったが、隔たりを埋めることは次の会議から始める」として、「米朝首脳会談まで2週間しか残っていないため、あらゆる難題を解決することは困難だが、一定の合意ができれば可能性はある」と期待を寄せた。 また、サリバン氏は「シンガポールでの米朝首脳会談以降、緊密な米韓連携は米韓関係を位置付けている。変化の時期だが、同盟に揺るぎはない」として、「FFVD(最終的かつ完全に検証された非核化)を実現するまで対北経済制裁は維持する」と述べた。 悪化している韓日関係にも言及し、「今後解決するとみているのか、対話や交渉が可能とみているのか」と質問。文氏は「過去は直視しながら未来志向で進めていくべきだ」としながら、「過去にとらわれ前進できないのは愚かなことだが、未来を口実に過去を覆うことはさらに愚かなこと」と指摘。「双方がある程度は容認し、次に移らなければならないが、今回はそうできずにいるため、仲裁者が必要だ」として、「米国が過去のように今回も仲裁者の役割を果たすことを望む」と述べた。
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