<アジア杯2019>韓国、カタールW杯予選に向けた準備開始…組織力など補強へ
<アジア杯2019>韓国、カタールW杯予選に向けた準備開始…組織力など補強へ
59年ぶりとなる優勝を目指していたアジアカップで韓国は、ベスト8敗退という結果に終わった。だが、ただ落ち込んでいるわけにはいなかない。韓国は9月から始まる2022カタールW杯・アジア2次予選の準備に入る。

パウロ・ベント の最新ニュースまとめ

 パウロ・ベント監督(49、ポルトガル出身)率いる男子サッカー、韓国代表は去る25日、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビのザイード・スポーツシティ・スタジアムでおこなわれたカタールとの「AFCアジアカップ2019」準々決勝で、後半33分にアブドゥラジズ・ハーティム(28)に決勝ゴールを奪われ、0-1で敗北を喫した。これで韓国は2004年中国大会以来、15年ぶりにアジアカップ・ベスト8で姿を消すこととなった。期待以下の成績だ。

 1960年大会の優勝以降、59年間、アジアの頂点から遠のいている韓国は今大会への期待が高かった。昨夏のロシアW杯でドイツを破り、続くアジア大会では優勝を手にしたことで勢いに乗っていたからだ。加えて、韓国サッカー界を代表するソン・フンミン(26、トッテナム・ホットスパー)がチームの力量を上げ、キ・ソンヨン(30、ニューカッスル・ユナイテッド)やイ・チョンヨン(30、VfLボーフム)らベテラン選手の経験が熟していただけに、韓国の戦力は過去最高という評価があった。さらにポルトガル出身のベント監督の存在も大きかった。今大会を控えておこなわれたウルグアイやチリなどとの親善試合でも固いチーム力を誇っていた。

 だが、アジアカップでは毎試合、厳しい展開を見せ、結局、カタールに足かせをはめられて大会を早期に終えた。

 韓国サッカーはすぐにまた走り出さなければならない。まず、3月に予定されている2度のAマッチで雰囲気を上げる必要がある。韓国は3月26日、ベトナム・ハノイでベトナムとの親善試合が計画されている。またベトナム戦前にもAマッチが予定されているが、日程は確定していない。続けて6月初めにも親善試合の計画が立てられている状況だ。

 韓国は最大4度の親善試合をおこなった後、9月からはカタールW杯・アジア地域2次予選に臨む。40カ国が5カ国ずつ8組に別れ、試合がおこなわれる。各組1位は最終予選にコマを進め、組2位のうち上位4カ国が最終予選に進出する。

 ベント監督は3月から新たな選手と通して、チームの世代交代を図っていく。アジアカップを最後にク・ジャチョル(29、アウクスブルク)が代表引退を宣言し、キ・ソンヨンとイ・チョンヨンは引退を真剣に検討している。

 加えて今大会で浮き彫りとなった攻撃陣の部分戦術不足や完成されていない組織力、瞬間的な守備のミスなどを改善する必要がある。

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