＜アジア杯2019＞韓国MFク・ジャチョル、代表引退「これが最後…後輩たちにいい記憶を与えられず残念」

ク・ジャチョル（29、アウクスブルク、MF）が国家代表引退を宣言した。

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　男子サッカー、韓国代表は去る25日、アラブ首長国連邦（UAE）アブダビのザイード・スポーツシティ・スタジアムでおこなわれたカタールとの「AFCアジアカップ2019」準々決勝で、後半33分にアブドゥラジズ・ハーティム（28）に決勝ゴールを奪われ、0-1で敗北を喫した。

　この日、ベンチスタートとなったク・ジャチョルは0-0で迎えた後半29分、ファン・インボム（22、大田）と交代しピッチに立った。だが、ク・ジャチョル投入にも韓国は流れを変えられず、相手に得点を許すかたちとなった。

　この日の試合は事実上、ク・ジャチョルの最後のAマッチとなった。彼は試合後、取材陣に向けて「最後という思いで（UAEに）入った。代表チーム生活の最後」としながら、「残念だ。優勝しなければという責任感を持って臨んだが、成し遂げられなかった」と述べた。

　続けて「代表合流前にも監督と話をした。悩みに悩んだが、監督が最後に一緒にしようと言ってくださって合流した。最後までベストを尽くしたかった。特に、後輩たちにいい記憶を与えたかった。だが、そうできず残念だ」と付け加えた。

　ク・ジャチョルは2008年に代表デビューし、これまでに76試合に出場した。2度のワールドカップと2度のアジアカップに出場するなど、大会経験も多い。今回は彼の3度目のアジアカップだった。

　豊富な経験を持つク・ジャチョルは「グループリーグから雰囲気を引き上げなければならなかったが、体力的につらかった。共にプレッシャーを感じた。もっと自信を持って楽しくサッカーをすべきなのに、いつからか、プレッシャーが大きくなった」とし「そんな部分が仲間たちに申し訳なかった」と伝えた。