議場の外で座り込みをする自由韓国党の関係者=25日、ソウル(聯合ニュース)
議場の外で座り込みをする自由韓国党の関係者=25日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が中央選挙管理委員会委員へのチョ海珠(チョ・ヘジュ)氏の任命を強行したことに、保守系野党が猛反発している。特に最大野党「自由韓国党」は国会ボイコットを宣言し、議場の外で座り込みをするなどしており、2月の臨時国会の開催は不透明になっている。 自由韓国党などは、チョ氏が2017年の大統領選で当時の文候補陣営で公明選挙特別補佐官を務めた経歴などを問題視した。これを巡る与野党の対立で、チョ氏は国会での人事聴聞会を経ないまま24日に中央選管委員に任命された。 与党の「共に民主党」は、チョ氏の任命は人事聴聞会を拒否した野党の「職務放棄」によるものだとして、これを理由にした野党の攻勢は政争にすぎないとの立場だ。 一方の自由韓国党と野党第2党「正しい未来党」は、政治思想の偏りが指摘されるチョ氏の中央選管委員任命は大統領が国会を無視した振る舞いであり、与野党の協力政治を放棄する宣言にほかならないとして、厳しく対応する構えをみせている。
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