国会で軍合同参謀本部から報告を受ける与党議員ら=24日、ソウル(聯合ニュース)
国会で軍合同参謀本部から報告を受ける与党議員ら=24日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の与党「共に民主党」の李海植(イ・ヘシク)報道官は24日、日本の哨戒機が23日、韓国海軍の艦艇に「近接威嚇飛行」をしたことについて、「明確な挑発行為であり、両国の対立が続いている状況で容認されない非理性的な行為」として、「日本に強い遺憾を表する」との論評を出した。

 論評は「昨年12月、人道的な業務を行っていたわが艦艇に低空威嚇飛行をしてからわずか1か月後に再びこうした対立を高める日本の底意を疑わざるを得ない」と指摘。「軍事大国化、右傾化に走る日本政府の非常識な挑発を強く糾弾し、日本政府の公式な謝罪を要請する」と促した。

 一方、同党の趙正シク(チョ・ジョンシク)政策委員会議長は国会で開かれた政策調整会議で、「常識からかけ離れた日本政府の傍若無人、盗人たけだけしい行動」として、「日本政府は韓日の対立をあおり、右傾化を合理化しようとする愚かな政治的妄想をやめるべきだ」と強調した。韓貞愛(ハン・ジョンエ)政策委首席副議長は「われわれに対する挑発行為を通じ、安倍(首相)の支持率を上げようとする見え透いた手法を使っては(政権は)長く続かない」と批判した。

 同党は政策調整会議に先立ち、韓国軍合同参謀本部から非公開で報告を受けた。趙氏は報告を受けた後、記者団に対し、「(哨戒機が)接近することに対し警告の通知を発するが、こうしたことを今より強化する対応策を検討する」として、「段階別に警告通信のレベルを高めるなどの方策を検討できる」と述べた。


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