昨年12月に開かれた作業部会に出席した韓国の李度勲・外交部朝鮮半島平和交渉本部長(右)と米国のビーガン北朝鮮担当特別代表(資料写真)=(聯合ニュース)
昨年12月に開かれた作業部会に出席した韓国の李度勲・外交部朝鮮半島平和交渉本部長(右)と米国のビーガン北朝鮮担当特別代表(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国と米国は17日、非核化と南北関係、対北朝鮮制裁関連の懸案を調整する作業部会(ワーキンググループ)のテレビ会議を開催した。韓国外交部の当局者が伝えた。

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 会議には韓国側から李東烈(イ・ドンリョル)外交部平和外交企画団長のほか統一部、青瓦台(大統領府)の関係者ら、米国からはアレックス・ウォン国務次官補代理らが出席した。

 会議では、北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長の訪米による朝米(米朝)高官協議開催と朝米首脳会談の推進状況について情報が共有されたとみられる。金氏はこの日、中国・北京を経由して米国に向かう可能性が高い。

 また、開城工業団地の韓国企業関係者の訪朝、南北離散家族の映像を通じた再会実施、インフルエンザ治療薬「タミフル」の北朝鮮への提供などの南北協力事業について、米国の制裁免除に関する事項が議論されるとみられる。

 韓米は作業部会を毎月1回程度開き、間にテレビ会議で実務レベルで進行状況を点検している。

 直近では昨年12月21日、北朝鮮の核問題を巡る6カ国協議の韓国首席代表を務める李度勲(イ・ドフン)外交部朝鮮半島平和交渉本部長と米国の首席代表を務めるビーガン北朝鮮担当特別代表がソウルで作業部会を開いた。

 今回のテレビ会議に続き、今月末か来月初めに米国で李度勲氏とビーガン氏が会議を開く可能性もあるとみられる。

 ただ、米政府機関の一部閉鎖が続く場合は開催が延期される恐れもある。この日のテレビ会議も当初は先週に開催が予定されていたが、米国の人手不足により1週間遅れで開かれた。


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