北朝鮮の朝鮮中央通信が公開した咸鏡南道・金野青年炭鉱の作業現場(資料写真)=(聯合ニュース)
北朝鮮の朝鮮中央通信が公開した咸鏡南道・金野青年炭鉱の作業現場(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】国際社会からの制裁緩和を求める北朝鮮が豊富な地下資源を前面に海外投資の誘致に乗り出し、注目を集めている。北朝鮮の対外宣伝インターネットメディア「メアリ」は17日、国家資源開発省調査局に所属する人物のインタビューを掲載し、北朝鮮は「地下資源の宝庫」だとアピールした。

 インタビューでは「おそらく世界的にわが国ほど金属や非金属鉱物、石炭をはじめ地下資源が大変多い国はないだろう」と強調。携帯電話やタブレット端末、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)などハイテク製品を生産するために必要なレアアース(希土類)が豊富な点を積極的に打ち出した。

 その上で、オーストラリアの地質学者が発表した研究結果に言及し、北朝鮮の地中にあるレアアースは2億1600万トンに上ると主張した。

 同メディアは国家資源開発省の別の人物の発言として「ロシアをはじめ、多くの国がわれわれの資源開発事業に関心と投資の意向を示している」と伝えた。

 このほか、北朝鮮には金、銀、銅、亜鉛、ニッケルのほかジルコニウム、ウラニウムなどさまざまなレアメタル(希少金属)も埋まっていると紹介した。

 このような報道は、2回目の朝米(米朝)首脳会談開催を前に対北制裁の緩和、または一部解除を期待する北朝鮮の心理が表れたものとみられる。


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