白くかすんだ15日午前のソウル市内の様子(左)と同日午後の様子=15日、ソウル(聯合ニュース)
白くかすんだ15日午前のソウル市内の様子(左)と同日午後の様子=15日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の各地で微小粒子状物質(PM2.5)の濃度が数日間にわたり上昇していることについて、環境部国立環境科学院の関係者は15日、「きょう午後に入り、清浄な北西の風が非常に強く吹いている」とし、今夜中には全国のほとんどの地域でPM2.5による大気汚染が解消されるとの見通しを示した。 この日午後、ソウルでは一時、1立方メートル当たりのPM2.5の濃度が76マイクログラム以上の「非常に悪い」をはるかに上回る179マイクログラムを記録したが、午後に入り徐々に下がり、午後4時現在のソウルのPM2.5の平均濃度は45マイクログラムとなっている。 前日にソウルでは1日平均で129マイクログラムを記録した。環境部がPM2.5の濃度の測定を始めた2015年以来、最高値。以前は昨年3月25日に記録した99マイクログラムが最も高かった。 PM2.5の濃度が高い日が続いたのは、風が吹かない暖かい天気の影響で大気が停滞し、国内外で生成された大気汚染物質が蓄積されたことに加え、中国からスモッグが徐々に流入したためとみられる。 北西からの冷たい風の影響で、16日にはPM2.5の濃度が「良い」(0~15マイクログラム)または「普通」16~35マイクログラム)程度になると国立環境科学院は予想した。 だが、大気の質は17日から再び悪化する見通しだ。環境科学院の関係者は「明後日は高気圧の移動により、北西の風が西風に変わるものとみられる」とし、「西風が吹くことで、再び中国のPM2.5が流入するだろう」と話した。
Copyright 2019(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0