パク・チャンジン氏(資料写真)=(聯合ニュース)
パク・チャンジン氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】2014年12月、米ニューヨークの空港で大韓航空機に搭乗した趙顕娥(チョ・ヒョンア)同社副社長(当時)が客室乗務員のナッツの出し方に激怒し、滑走路に向かっていた機体を引き返させた事件で、当時、趙氏から暴力を振るわれ旅客機から降ろされた客室サービス責任者のパク・チャンジン氏が大韓航空と趙氏を相手取り損害賠償を求めた訴訟の判決が19日、ソウル西部地裁であった。同地裁は大韓航空に2000万ウォン(約200万円)の賠償を命じた。

 同地裁は趙氏の賠償責任を一部認めながらも、同氏が供託金を納めたことを踏まえ、趙氏に対する損害賠償請求は棄却。大韓航空に対する降格処分の無効確認請求も棄却した。

 「ナッツ事件」と呼ばれ、財閥への批判を呼んだこの一件で趙氏は逮捕・起訴され、一審で懲役1年の実刑判決を受けたが、控訴審で執行猶予付き判決となり釈放された。パク氏は休職を経て16年に復職した際に人事で不利益を受けたとして、趙氏と大韓航空を提訴していた。


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