韓国　けさのニュース（１２月１０日）

◇脱線事故のＫＴＸ江陵線　運行再開　北東部の江陵で８日午前に起きた脱線事故で運行が中止されていた高速鉄道（ＫＴＸ）の運転が１０日午前、再開された。江陵駅では午前５時半、乗客１０２人を乗せたＫＴＸの列車がソウルに向かって出発。同３２分、ソウルの清凉里駅からも江陵行きの列車が出発した。ただ、ＫＴＸを運営するコレール（韓国鉄道公社）は安全な運行のため、事故が発生した区間では時速４０キロの低速で走行する方針を明らかにした。◇見通し立たぬ正恩氏のソウル訪問　大統領府「全ての可能性を念頭に準備」　北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党委員長）のソウル訪問の日程が依然として五里霧中だ。ソウル訪問に対する北朝鮮側の立場表明が遅れ、今のところ協議に進展がないというのが青瓦台（大統領府）の説明だ。青瓦台は全ての可能性を念頭に置き、金委員長が年内にソウルを訪問するとの前提の下、準備に万全を期している。◇南北山林協力へ韓国訪問団出発　北京経由であす平壌　１０月に開かれた第２回南北山林協力分科会談の合意事項を履行するため、韓国の当局者と専門家が１１～１３日に北朝鮮・平壌を訪問する。１０日に韓国を出発し、中国・北京経由で平壌入りする。訪問団は山林庁の林尚燮（イム・サンソプ）山林産業政策局長が団長を務める。南北の山林病害虫防除協力の一環として韓国は先月２９日に北朝鮮にマツ材線虫病の防除用薬剤を引き渡しており、訪問団はこの分配状況を確認する計画だ。◇新築マンションに国公立保育園の設置義務化　５００世帯以上　今後、５００世帯以上の新築マンションなど共同住宅に国公立保育園の設置が義務付けられる。また、保育園は園児が予防接種を受けたかどうか毎年確認しなければならない。保健福祉部によると、こうした内容の乳幼児保育法改正案が７日に国会本会議を通過した。公布から３～６カ月後に施行される。