【ソウル聯合ニュース】在韓日本大使館主催の天皇誕生日レセプションが6日、ソウル市内のホテルで開催された。明仁天皇は来年4月30日に退位するため、平成時代の最後の天皇誕生日レセプションとなる。 日本の在外公館は毎年12月ごろ、それぞれの国の要人らを招待し、天皇誕生日記念行事を行っている。 この日の行事には趙顕(チョ・ヒョン)外交部第1次官や各国の駐韓外交官、両国の企業関係者ら約700人が参加した。 出席者によると、趙氏はあいさつで、過去の歴史問題は賢明に処理しながらその他の分野では交流を続けたいとして、両国関係を未来志向に進めていく考えを示した。また、朝鮮半島の非核化・平和プロセスを推進するため、日本と協力を継続する意向を表明した。 これまでもレセプションには韓国外交部次官が出席してきたが、祝辞を述べたのは異例。日本側の要請があったという。韓国の政府関係者は「こういう時期だからこそ両国の交流や意思疎通が重要だ。互いに自らの立場を説明し、理解を求めることが外交当局がやるべき努力だと思う」と述べた。 一方、ホテル前には韓国の市民団体のメンバーらがレセプションの開催に抗議する騒ぎもあったが、大きな衝突はなかった。
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