釜山港のコンテナ(資料写真)=(聯合ニュース)
釜山港のコンテナ(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が6日発表した国際収支(速報値)によると、10月の経常収支は91億9000万ドル(約1兆385億円)の黒字だった。輸出の好調が後押しし、過去最長となる80カ月連続の黒字を記録した。訪韓中国人が増加を続け、旅行収支の赤字幅は1年11カ月ぶりの低水準となった。  10月の商品収支(貿易収支に相当)は110億ドルの黒字だった。石油製品や機械類の好調を追い風に、輸出は前年同月比28.8%増の572億4000万ドルと過去最大を記録した。高い増加率は、昨年は10月にあった秋夕(中秋節)連休が今年は9月にあり、10月の営業日数が増えたことも影響している。輸入は同29.0%増の462億4000万ドル。 サービス収支は22億2000万ドルの赤字で、赤字幅は前月(25億2000万ドル)だけでなく前年同月(35億3000万ドル)と比べても縮小した。赤字拡大の「主犯」だった旅行収支が改善した影響が大きい。 旅行収支は9億5000万ドルの赤字だったが、赤字幅は2016年11月以来、1年11カ月ぶりの低水準となった。中国人や日本人を中心とする訪韓外国人が増加した一方、韓国人の海外出国者数の増加は鈍ったためとみられる。 給与・賃金と投資に伴う利子や配当を差し引きした所得収支(第1次所得収支)は9億6000万ドルの黒字、経常移転収支(第2次所得収支)は5億4000万ドルの赤字だった。
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