人命被害を出した飲酒運転に対する処罰強化を盛り込んだ「特定犯罪加重処罰などに関する法」改正案が29日の国会本会議で可決された=(聯合ニュース)
人命被害を出した飲酒運転に対する処罰強化を盛り込んだ「特定犯罪加重処罰などに関する法」改正案が29日の国会本会議で可決された=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国国会は29日の本会議で、人命被害を出した飲酒運転に対する処罰強化を盛り込んだ特定犯罪加重処罰などに関する法改正案を可決した。 特定犯罪加重処罰などに関する法改正案は、飲酒運転により死者を出した場合、現行の1年以上の有期懲役から無期懲役または3年以上の懲役に処罰を強化した。 当初、法制司法委員会に上程された原案は「5年以上の懲役」だったが、議論の過程で「3年以上の懲役」に修正され、一部では原案より後退したとの指摘も出ている。 改正案ではまた、飲酒運転により負傷者を出した場合、「10年以下の懲役または、500万ウォン(約50万円)以上3000万ウォン以下の罰金」から「1年以上15年以下の懲役または、1000万ウォン以上3000万ウォン以下の罰金」に強化した。 同改正案を巡っては9月、兵役中だんた大学生男性が休暇中、釜山で飲酒運転をしていた車にはねられ死亡した事件が発生。男性の友人らが青瓦台(大統領府)のウェブサイトに事故を起こした飲酒運転者に対する処罰を強化するよう求める請願を投稿して40万人以上が賛同するなど、社会に大きな反響を呼んでいた。
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