北朝鮮の金星国連大使(資料写真、聯合ニュースTVから)=(聯合ニュース)
北朝鮮の金星国連大使(資料写真、聯合ニュースTVから)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】米政府が国連安全保障理事会に北朝鮮の人権問題を話し合う会合を来月10日に開催するよう要請し、これに北朝鮮が強く反発している。AFP、AP通信が27日(現時時間)報じた。

 AFPなどによると、北朝鮮の金星(キム・ソン)国連大使は安保理に書簡を送り、安保理が米国の要請を受け入れ会合を開催しようとすることに「深い遺憾」の意を表明した。金氏は「現在続いている前向きな局面を盛り上げるものでなく、対立をあおる」としながら会合の開催に強く反対した。

 米国は中国の反対を押し切り、開催に必要な9カ国の賛成を得たとされる。

 安保理は2014年から毎年、北朝鮮の人権問題を正式案件に取り上げ、会合を開いてきた。今年も開催すれば5年連続となる。これに対し中国は毎年、安保理ではなく国連人権理事会で取り扱うべき問題として、会合の開催に反対している。

 一方、国連総会の第3委員会(人権)は今月15日、北朝鮮の人権侵害を非難する決議を採択した。北朝鮮メディアは決議に賛同した米国と韓国政府に不満を示した。


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