10月にフランス・カンヌで開催されたMIPCOMの会場に設置された韓国共同館(韓国コンテンツ振興院提供)=(聯合ニュース)
10月にフランス・カンヌで開催されたMIPCOMの会場に設置された韓国共同館(韓国コンテンツ振興院提供)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のアニメーションが海外市場で好評を得ながら、新たな韓流ブームをけん引している。

 文化体育観光部と韓国コンテンツ振興院によると、韓国のアニメ制作会社が今年世界4大アニメ見本市で結んだ輸出契約額は1億4200万ドル(約161億円)で前年(1億560万ドル)に比べ34.4%増加した。

 4大アニメ見本市は、北米最大のキッズエンターテイメント産業見本市「キッズスクリーン・サミット」(2月)、フランスの世界最大級の国際映像コンテンツ見本市「MIPTV」(4月)と「MIPCOM」(10月)、中国最大級の漫画・アニメ関連イベント「中国国際漫画・アニメーションフェスティバル(CICAF)」(4月)を指す。

 これら見本市での輸出取引の内訳をみると、放映権・送信権・配給権の販売が70%以上を占め、共同制作が15%だった。

 輸出先は米国が20%で最も高い割合を占め、次いでフランス(12%)、カナダ(9%)、イタリア(8%)、インド(6%)、ロシア(3%)、英国(3%)などの順。

 コンテンツ振興院の関係者は「欧州、北米だけでなく中東やインドなどでも韓国アニメに対する関心が高まっている。新韓流の拡散に向けアニメの輸出を積極的に支援し、文化交流の場を設けたい」と述べた。


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