大気中の粒子状物質の濃度上昇により白くかすむソウル(資料写真)=(聯合ニュース)
大気中の粒子状物質の濃度上昇により白くかすむソウル(資料写真)=(聯合ニュース)
【北京聯合ニュース】深刻化する大気汚染問題に対応するため韓国・ソウル市と中国・北京市が共同研究に乗り出す。

 両市は26日午後に北京市内で「ソウル―北京気候環境共同フォーラム」を開き、「粒子状物質(PM)低減のための共同研究団」を発足させる。

 共同研究団は大気質悪化の原因究明に向け、来年から大気中の粒子状物質を分析するほか、原因物質である揮発性有機化合物の発生源の低減対策などを研究する。研究結果は来年下半期(7~12月)に発表する計画だ。

 研究団にはソウル市保健環境研究院、北京市環境保護科学研究院、北京市環境保護モニタリングセンターが参加する。

 ソウル市は共同研究について、粒子状物質の発生原因を科学的に究明する上で役立つだろうと期待を示した。

 同フォーラムでは両市の気候環境関連の優秀政策も共有する。ソウル市は原発1基の容量に匹敵する電気を太陽光で発電する政策や2022年までに市全体の使い捨てプラスチック使用量の50%削減、リサイクル率70%達成を目標とする政策などを紹介する。

 また両都市の民間企業が参加し、電気自動車(EV)のインフラの最新技術や見通しについて意見交換する。


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